スタジアムから生の声を-埼玉西武ライオンズ観戦日記-

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２０１１年プロ野球セ・パ交流戦
埼玉西武ライオンズ対阪神タイガース
西武ドーム 2011.6.12

▲西武ドームに詰め掛けたファンたち

▲この日プロデビュー戦の菊池雄星投手

　セ・パ交流戦に入りなかなか好調の埼玉西武ライオンズはホームに阪神タイガースを向かえます。６月１２日、セ・パ交流戦、埼玉西武ライオンズ対阪神タイガースを観に行ってきました。

　この日予想されていた先発は昨年のドラフト１位菊池雄星投手、埼玉西武が獲得した期待の新人のデビュー戦、さらには人気の交流戦、日曜日のデーゲーム、おまけに対阪神戦、西武ドームは超満員になることが約束されているような試合です。

　この日の観戦はギリギリまで予定になかったのでいつものように先行販売で良席をゲットしてはいませんでしたが、それでも雄星の登板が噂される前には西武ドームでの店頭販売でチケットを取っておいたのでこの日も悠々と指定席で観戦することができました。

　１４時プレイボールに１３時半には西武ドームに到着しました。いつも車を停める山口観音付近の駐車場はすべて満車、こんなことは日本シリーズの時以来です。かなりドームから離れた駐車場に停めるはめになりました。西武ドーム前広場には大勢の埼玉西武ライオンズファン、阪神タイガースファンたちの姿で溢れていました。この日の観客動員数は３万４千人、チケットは完売し立見席のみとなっていました。

　本当にいつも驚かされるのは阪神タイガースファンたちのこの熱気です。熱いファンたちの濃度の濃いこと濃いこと…。甲子園からは遥かに離れた所沢の西武ドームだと言うのに半分以上は阪神ファンたちと思われるファンたちで埋まっていく西武ドーム、恐るべし阪神ファンたち…。

▲阪神ファンに負けじと応援する埼玉西武ライオンズファンたち

　この日の先発は予想通り埼玉西武ライオンズが菊池雄星投手、阪神タイガースが安藤投手でした。阪神のことは良く知りませんが安藤投手もまだ２軍から上がってきたばかり、雄星は１軍のデビュー戦、打ち合いになりそうです。

　１回表、マウンドに上がった雄星投手に西武ドーム三塁側の埼玉西武ライオンズファンたちからは大きな歓声が上がっていました。期待のルーキーのデビュー戦、埼玉西武ファンたちの期待が膨らみます。しかし、雄星投手はいきなり捕まります。先頭打者のマートンにいきなりのヒットを許すと新井にタイムリーを浴びていきなりの失点…。

▲やっぱり熱狂的な凄まじい応援を続けた阪神タイガースファンたち

▲西武ドーム三塁側（ホーム側）まで阪神の黄色いジェット風船が侵食している…

　いきなりのビハインドを背負った埼玉西武ライオンズでしたが逆襲は２回の裏、銀仁郎、熊代、栗山のタイムリーで３点を返す。阪神先発の安藤をノックアウトしルーキーの背中を押す逆転劇！…かと思えば続く３回表、雄星はこの援護を生かせない。またも新井にタイムリーを浴びて、さらにはブラゼル、この回も３失点ですぐさま阪神に再度の逆転を許したのでした。雄星投手はこの回で降板、ほろ苦いデビュー戦になりました。

　３回までに両先発が降板する乱打戦の展開、それでも雄星に交わった平野がしっかりと阪神打線を抑えると５回裏満塁で迎えたチャンスに代打平尾、チャンスに仕事をするベテランはここでしっかり２点タイムリーを放ちこの回４得点、埼玉西武ライオンズは８回裏にも４得点というビッグイニングを作り１１－５と乱打戦を制しました。

　この日、西武ドームで「やっぱり…」と思ったのはファンの比率です。７回の六甲おろしの際、三塁側にも黄色のジェット風船が数々上がっていく、この日の西武ドームの半分強が阪神タイガースファンで占められていたと思われます。甲子園からはるばる離れた所沢の地で恐るべき応援を続ける阪神タイガースファンたち、あの風景を観にいくだけでもスタジアムに出かける価値があると思います。

　この試合を観戦した方々、みなさんのご意見、ご感想をお寄せ下さい。西武ドームお国自慢にコメントを残すことができます。この日の写真や動画はライナの写真館２０１１年６月１２日セ・パ交流戦埼玉西武ライオンズ対阪神タイガースにたくさん掲載しています。

・西武ドーム徹底ガイド

・写真館 埼玉西武ライオンズ対阪神タイガース（西武ドーム）

・西武ドームお国自慢

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